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今回は久々の、文藝散道活動記録です。
刻一刻と夏は近づき、そろそろ参加イベントを決定しなくては、という時期になりました。
というのも大阪開催のコミティアの締め切りが迫っていたからですね(^^;
実働出来るメンバーの予定をすり合わせた結果、幾つかの候補の中から大阪コミティアに参加しようという結論に至りました。
まだ応募した段階ですので、続報は追ってになりますが、一応大阪コミティアの情報を付記しておきます。
創作漫画同人誌展示即売会
「関西コミティア43」
日時:2013年10月13日(日) 11:00〜15:30
場所:OMMビル(大阪マーチャンダイズマート) 2F A・B・Cホール
開催規模:700サークル
参加が決まりました時にはよろしくお願いします。
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お次は、たけぞうコラムコーナー。
今回は、アニメを見ていてちょっと気になったことを覚書程度に。
「自然さ、ということ」 これは、現在絶賛再放送中のアニメ「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」を見ていた時の話です。
今回の再放送では、副音声で毎回違う人のコメンタリーが聞けるのですが、第三話のコメンタリーは本作のディレクター、長井龍雪監督の番でした。
作品作りに関する興味深い話が聞けて、本作のファンを自認する私は万感の思いでしたが、その中で特に印象に残ったことがあります。
それは、監督が実写の映像からどんなことを学んでいるかという質問に対する答えでした。
以下に、自分なりに要約意訳してみます。
いわく、実写の映画では、画面にたまたま映り込んでしまったものを活かして演出している。
それは、通行人だったり、飛び交う小鳥や虫だったり、突然の陽光や空模様だったり。
そういうアクシデントは、アニメにはないものである。
アニメは画面に出てくるすべてを自分で描いているわけだから。
しかし、そういうアクシデントこそが、人為と自然を分けているのではないか。
自然さ、というものを虚構の世界で表現するときに、そういうアクシデントを再現ないしコンバートすることは一つの方法だと思う。
だいたいこんな感じでした。
アクシデントを装うことで自然さを表現する。なるほどと思いました。
興味深いと同時に、これは創作全体に関係するトピックだと気づきました。
小説であれ、漫画であれ、虚構を作り上げるという点は同じです。
そして、真実味を帯びた虚構を作ること、言い換えればもっともらしい嘘をつくこと、
これは創作者の取り組む永遠の課題ではないでしょうか。
私はこれまで、自然さを演出するには、ディティールが必要だと考えていました。
世界観になじむまで細部を突き詰めて、その果てに獲得できるものだと。
しかし、自然とは人為の対極なのです。
人為をはなれた不確実さを代入する、というのは、自然の定義に沿った正しい試みに思えました。
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今回は、このあたりで。
更新頻度の公約ははたして果たされるのか。
すでにダメな感じですが、なんとかかんとか更新していきます。
よろしくお願いします。
文責は、夏にバテても食欲はノンストップなたけぞうでした。
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