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文藝散道*お知らせブログ

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感想/DASIY CHAIN Vol.12

恐縮ですが敬称は略させていただきます、申し訳ありません。
第16回文学フリマで購入した一冊。
最近ツイッターでやりとりがあるサークルさんで、うちなんかの相手をしてくれる奇特なところである。
拝読しましたので、以下より感想。
DASIY CHAIN Vol.12はエンターテイメント小説同人誌とのこと。
表紙からは中は窺い知れない。今回は小説二つと漫画二つが掲載されていた。
以下小説の感想。漫画は申し訳ないが割愛する。

小説『紙一重』:彩世 梨緒

年下イケメンとの交際に僅かに違和を感じていた主人公が、色々な横やりによって自分達の交際を改めて見つめ直す話。
かっちりした文体で読み易い。ただ淡々としているため最初に取っつかせる魅力が欲しいと思った。
登場人物は、池野のキャラクターが吹っ切れてて魅力的である。対して和人は良さが伝わってこない。まあこれはもう気持ちが離れていってるのであれば仕方のない描写かもしれない。女性陣はやけに生々しい。自分本位さ、特に自分の不利になるまいとする立ち振る舞いなどにそれを感じてしまうため、主人公にさえ僕は感情移入できなかった。ただこのずるさはかなり現実味があるので読んでいて楽しいと思う人もいそうである。
話の展開は途中かなりもやもやさせられるが、後半にカタルシスはある。ただ各人やっていることがなんだか背信的であるため、終わった時にまだ胸にわだかまるものがある。
そういうリアルさを楽しめたら面白い作品かもしれない。


小説『美に沿う形』:瑞穂 はじめ

美術界のしがらみや各人の思惑に翻弄されすれ違う美大生達の悲恋の話、という印象。
僕はジャンル分けが得意じゃないので、これミステリージャンルなのかーと思った。
文章は書き慣れてるのを感じさせる。また知識が押しつけがましくなく作中に散りばめられており、これが作品のしっかりとした背骨になっているように思う。また各所でキーポイントともなっており非常に巧み。主観によってもうちょっと語り口が違っていても面白いかと思うが、それが作品の足を引っ張っているということはなく、特に凛主観の石膏室のシーンは葛藤が感じられ秀逸。
キャラクターはそれぞれ特徴が分かりやすく立っている。唯一、凛は難しいキャラだったのではないかと思う。平野にしたことは話の結末のために見えてしまう(僕はあれは凛は黙殺した部分で、実際に手を下すのは先生でも問題ないと思った)し、最後は若干トビオ寄りの行動になってしまってはいないか、というのも感じなくはない(消息不明で存在を匂わせる程度でも良かったかも)。
全体を通して構成が非常に上手い。人間関係が複雑に絡み合って、各人の思惑の埒外に結末が導かれる様は読んでいて面白かった。最後のエピローグも秀逸。トビオが事故の時に言った一言は十分なのだが、それまでの期待値が高まってるのでもっと何かと関連性のある一言だとよりくるものがあったかもしれない。
色々書いたけれど、間違いなく面白かった。

以上拙いですが感想でした。
失礼があるかもしれませんが、ご容赦していただけるとありがたいです。
良い一冊ありがとうございました。
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category: もうエり

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